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*今最も面白い空間は3階マトリクスと呼んでいる部分で、これは美術館の構造と設備の要となる最上階になっている。*多くのぶら下がったボリュームは、トラスだらけの階高2.5Mの構造体から吊られていて、かつ、空調機械室にもなっているので、全てのダクトはここから各室へ同じくぶら下がるようにして繋がっている。*右端で作業中なのがガラリ。*屋根は全体として旧ループに合わせた勾配になっているので、この階は緩やかに床が傾いていて、約6000m2がひとつの大きなワンルーム(機械室)になっていることになる。*こういう空間はパブリックには全く本質的ではないのだが、大きな仮説に基づいて出来上がった副産物的な空間体験は、実は設計者にとっては建設中に遭遇する重要な局面だと思う。殆ど収穫と言っていい。決して竣工写真からは読み取れないような空間の質はその発見が多いほど、現場を経験した者にのみ許されるものであるから。* |